
預金通帳はシニアの味方
2025.03

最近の金融機関は運用コスト・管理業務の削減などのために、預金通帳の利用を止めて、スマホやパソコンなどネットでの預貯金管理を推奨しています。確かに手元のスマホやパソコンで預金残高の確認や、振込処理ができるのは便利だと思います。インターネット取引は、銀行まで出向き窓口で待たされる時間や手間が省けます。しかし、勧められるままに従来の預金通帳の利用を止めて、スマホやパソコンでのインターネット取引のみに変更してしまうと、デジタルツールに疎いシニアにとっては、後々に様々なデメリットが出てくる恐れがとても高くなります。

預金通帳は、万が一紛失をした場合でも再発行が可能です。登録印鑑を紛失しても、本人確認ができれば改印届を出して、登録印鑑の変更が可能です。何よりも預金通帳があれば、相続の際に、ご遺族が確実に預貯金を把握できる大きなメリットがあります。インターネット取引は、とても便利なサービスですが、ご家族がその口座を把握していなければ、相続すべきお金の存在が明らかにならない可能性があります。便利なことにはその反面があることをご理解いただき、どうぞ預金通帳を大切にご利用ください。
葬儀後の様々なお手続きも、埼玉県葬祭業協同組合の加盟店がご相談を承ります。
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