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ご家族様の御逝去に伴う「 遺族としての葬儀 」に慣れている方はおらず、慣れないほうがよろしい出来事かとも存じます。
「 葬儀 」という特殊な行事には、むしろ精通すべきではないかも知れません。また近年、特に首都圏を中心に葬儀そのものの簡素化・簡略化が著しく進み、それにより一般の会葬者として葬儀に参列する経験も激減。人様それぞれが葬儀に抱く認識も、昔ながらの「 お葬式 」のイメージであったり、TVドラマ等の葬儀シーンで目にするイメージであったりと、その基準は各々によってまさに千差万別になっております。
ご家族様が他界された後、最初のお打ち合わせの際に「 私どもはあくまでご指示に従ってお手伝いする立場ですので、先に葬儀についてのご要望やご質問はございますか? 」と申し上げることも多いのですが、むしろご返答に困り「 何を質問してよいかがわからない 」とおっしゃる方も珍しくありません。
また、葬儀における慣例やしきたりには地域性による差異がかなりあり、地域によっては根強く残る風習もあり、そして宗教宗派によっても儀式の進行等に違いがあるので、一概には正解は出せませんし、必ずこうしなくてはならないという決まり事もありません。
さらに葬儀社によっても進行の手順に若干の違いがあったり、同じ内容であっても料金に雲泥の差がある場合や、同じ料金であっても内容に雲泥の差がある場合もございます。
かけがえのない人との最後のお別れは、どんな形式や内容であってもやり直しや後悔のきかない大切なひとときです。
万が一の時に困惑しないための予備知識として、最近の葬儀事情や葬儀社選びの注意点などを列記させていただきますので、参考までにご高覧いただければと存じます。

近年の葬儀傾向について

10年ほど前までの葬儀形式は、会葬者の人数が多いか少ないかによる規模の差だけで、大半の方は式場(斎場)を借りて祭壇を設置。そして司式者(寺院等)により御供養のおつとめを賜り、ご遺族ご親戚はもちろんのこと、ご近所の方々や関係各位の方々にも御連絡をして 2日間にわたり通夜式・告別式を執りおこなう形式が一般的な主流スタイルでした。
年々、イニシアチブ(主導権)をとるご家族、または故人様の世代がお若くなるにつれて宗教心も希薄になる傾向が強まり、さらには会葬される方のご負担へのお気遣いも含めて関係者様、または遠方のご親戚へのお声がけを控えるご遺族の比率も高まってきました。
特に東京及び首都圏では式場を借りる費用が高額な影響もあり、式場を使用せずに火葬場でお待ち合わせをして、火葬炉の前で見送りをする直葬(火葬式)の形式が急増する傾向にありました。さらには会葬者をお招きしない事によって通夜式を割愛して、告別式のみを執りおこなう「 一日葬 」という葬儀形式も東京を中心に広まってきている現状です。

4年前のコロナ禍により、それらの傾向に一気に拍車がかかり、最近では政治家や芸能人の方々でも「 近親者のみでしめやかに営みました 」というケースも珍しくなく、直葬(火葬式)や一日葬の葬儀スタイルは増加の一途をたどっております。
また、超高齢化社会と云われる時代背景に伴い、葬儀社の数もこの 10年ほどで 5倍と云われるほど増加・乱立状態となり、ネット業者やマンション業者などは「 おとり広告 」という文言が公然と飛び交うような低価格で、集客のための目玉として直葬(火葬式)をPRしている点も簡素化・簡略化の要因の 1つになっています。

葬儀の形式や内容をお取り決めになる際、上記の傾向をお踏まえいただきたく存じますが・・・
お墓のない方や霊園墓地に納骨される方は全てが自由にご選択できる一方で、納骨するお墓が寺院境内にある場合には「 菩提寺 」と「 檀家 」という関係性から、故人様を含めてそのお寺様の「 信徒(門徒)」にあたる結びつきになります。
ご家族の一存だけで取り決めをしてしまうと後日「 納骨トラブル 」が生ずる可能性もありますので、お寺様のご意向・ご承諾なしには葬儀日程も内容も決定できない事を念頭に置く必要がございます。

葬儀内容の区分と名称について

葬儀の簡素化・簡略化による形態の多様化、そして葬儀社乱立による各社ごとの料金区分やプランニングによって、葬儀形式についての呼称・名称も多種多様になっております。
例えば、当社に「 家族葬で 」との第一声でご依頼くださった方々や、事前のお問い合わせをくださった方々で、ご相談をしているうちに直葬(火葬式)の内容であった事例も少なくありません。

人様それぞれの基準や概念において、ご遺族のみ数名様で「 家族葬 」。あるいはご親戚まではお声がけをして 20〜30名様で「 家族葬 」。または親しい友人・知人までご連絡をして30名様を超える人数でも「 家族葬 」。言い換えれば、10年ほど前までのような形式で大々的に関係各位にご連絡をして執りおこなうスタイルのお葬式、派手に執りおこなうお葬式以外のほぼ全てを「 家族葬 」という名称で網羅できます。その意味では、現在首都圏で施行されている 9割の葬儀は「 家族葬 」といって過言ではないかと存じます。

ひと昔前までは「 密葬 」という名称が多用されておりましたが、「 秘密 」の密の字を使用するため呼称としては敬遠されるようになり、葬儀の小規模化により代わりに「 家族葬 」が総称になったと考えられます。
「 直葬(火葬式)」や「 家族葬 」・「 一日葬 」など、10年前にはポピュラーではなかった名称あるいは形式がこの数年で急速に侵透しましたが、明確に区分する規定はありませんので、葬儀社によって各社のプラン内容や料金体系に大きな違いが生じる可能性はございます。中には同じ火葬式のプランでもグレード別に分類をしたり、料金プランを細分化している会社もあります。
ちなみに当社では、通夜式を執りおこなっても、そのぶんの線香・ロウソク等の消耗品の金額を上乗せするわけでもありませんので当社の見積り金額は変わりませんし、二日越しだからと自社スタッフの人件費を上乗せするわけでもありませんので「 1日葬 」と「 2日葬 」という区切りでの料金プランは設定しておりません。また、ご遺族のみでも多くの会葬者がいらっしゃる場合でも、人数によって金額設定を変動させる必要はありませんので「 家族葬 」と「 一般葬 」といったような区分けもしておりません。
ご家族が他界されてお悲しみ、お疲れの中での、最初のお打ち合わせを簡潔にするためにも、当社では直葬(火葬式)・自由葬を含めて祭壇を飾らない葬儀全般を「 荼毘葬プラン 」、お花で祭壇を飾りその全てを故人様の棺内に手向けていただく葬儀を「 生花祭壇プラン 」として、その 2プランを基本としております。
葬儀に際しては名称や呼称ではなく、どのような内容でのお別れをされたいかを優先してお考えになるほうがよろしいかと存じます。

火葬料金について

火葬場に支払う火葬料金は地域によって大きな金額差があり、そのため葬儀社の料金案内や広告等では当社も含めて別途費用としているのが一般的で、ご遺族の予算イメージの中からは抜けがちな項目の 1つでもあります。
葬儀社によっては集客のためにイメージ戦略の手段で「 火葬料金込み 」とした金額を大きく表示している会社もありますが、ほぼ全ては火葬料金 0円を基準にした表示をしているのが実情です。それにより一般の方々、ご依頼者様の中には「 火葬するだけなら 10〜15万もあればおつりがくる 」と思っていた方も実際に数多くいらっしゃいました。
余談になりますが、福祉関連の葬儀で、若くしてお母様を亡くされた 20代前半のご子息様が、荼毘にふされるまで毎日ご面会にいらして長時間お過ごしになり寄り添っていました。火葬当日にご子息様が謝意を込めて「 友人から火葬するだけなら 1万円でできるって聞いたけど、東邦セレモニーに依頼して本当に良かった 」と仰ってくださいました。私はつい反射的に「 ご子息様、1万円は市営の火葬料金のみですので、さすがに総額 1万円では無理です 」と当惑しながら返答してしまいましたが、人様それぞれによって「 葬儀費用 」に対する認識はまさに様々である、という一例でした。

その火葬料金においても、東京 23区では公営の火葬場は大田区(該当区民 44,000円)と江戸川区(都民 59,600円)の 2場。それ以外は民間の会社運営となっており火葬料金は 8万円以上となります。また火葬場によって、参列者が 5〜10名様以上の場合は待合室が必要となり別途室料がおおむね 2〜3万円かかります。
逆に埼玉県の場合はほぼ全てが公営の火葬場ですが、火葬費は所在地の市民の料金で 1万円前後の火葬場が多い半面、市営の火葬場がない地域の方々のご利用では市外料金となり、5〜8万円の火葬料金が相場となっております。

火葬料金が無料の公営斎場は東京都下では青梅・八王子・南多摩の 3場が市民料金 0円(市外料金 8万円)。当社の近郊で火葬料金が無料の斎場は川越市のみが市民料金 0円(市外料金 4.8万円)となっております。8万円の火葬場と比較して 3.2万円お安いので、当社ではご要望により川越市斎場にて火葬のご案内をするケースも珍しくありません。
なお、中には見積書(請求書)の金額を少しでも安く印象づけるために火葬料金を見積りや請求書の項目に入れず、火葬当日などにご遺族に直接お支払いしていただいている業者もありますが、大半の方は葬儀中に頻繁なお金の出し入れは望まれませんので、当社では基本的に火葬料金も御見積りに加えて明記しております。
お住まいの地域によっては葬儀費用に占める火葬料金の比重も変わってきますので、お手すきの際にでも近郊の火葬場とその料金を確認しておいてもよろしいかも知れません。

式場費用について

首都圏では自社式場を所有していない葬儀業者の比率が高く、火葬料金と同様に地区によっての料金差が大きいため、各葬儀社が表示している価格には基本的に式場を借りる際に発生する費用は記載されておりません。
そのため葬儀のお打ち合わせの際に、ご依頼者様の費用全体のイメージから式場費用が抜けていることも珍しくありません。
式場の使用料金はおおまかな目安として公営斎場で約 5〜20万円、 民間式場ではおおむね約 20〜30万が必要となります。

葬儀の総費用の中でも大きな比重を占めますので、近年の葬儀傾向の項で記述したように、人様にお声がけをせず近親者のみで執りおこなう場合には式場を借りずに直葬(火葬式)形式を選択される方々が増えている一因であるとも言えます。
また式場によっては外部からの生花や飲食物の持ち込み禁止や、通夜をおこなった場合でもお供の宿泊が不可能であったり、宿泊可能でも防火のため夜間のお線香が禁止であったりと制約や制限のある施設もありますので、ご希望される条件などがある場合には 借りる可能性のある式場のリサーチをされておくほうがよろしいかと存じます。

上記の式場費用、そして前述した火葬料金など、ご予算を組み立てる際に葬儀社以外にもお支払いが生じることを念頭に置く必要がございます。地域によっては式場費用と火葬料金だけで数十万円になる場合も少なくありません。
あらかじめ葬儀について考えるお時間・お気持ちにゆとりのある際に、周辺地域や該当地区の火葬料金と式場費用を把握された上で葬儀内容を検討するのも、もしもの時に悩まずに済むポイントになります。

万が一の際に日程や内容等のお打ち合わせをするにあたり、実務的にまずは申し込み順に塞がってしまう火葬場や式場の空き状況、そして菩提寺があればお寺様への連絡、それらを同時進行で照らし合わせながら予約を優先せねばならない場合があります。

複数のご家族・ご親族が同席されるケースでは、世代間のジェネレーションギャップやそれぞれの考え方の違いから、お打ち合わせが円滑に進まない場合もございます。
お悲しみ、お疲れの癒えぬさなか、いざという時に困惑しないためにも・・・
お亡くなりになった故人様が「 何を望むだろうか?」を最優先にお考えの上で、
以上の 3点を、漠然とでも事前に思い定めていただければ、自ずと形式の方向性も決まってくるかと存じます。

料理・返礼品について

先述の火葬料金や式場費用とは逆に、事前のご相談やお打ち合わせにおいて、参列者に対するおもてなしのお食事(料理)や お返し物(返礼品)の費用を気にかけている方々は少なからずいらっしゃいます。

元来は日本特有の「 お互い様 」の精神から、葬儀に際して「 何かと物入りで大変でしょう 」という相互扶助の意味合いで、いわゆるカンパにあたるものが「 御香典 」になります。施主様サイドからは「 わざわざご足労おかけして、その上ご厚志(カンパ)まで頂戴して、手ぶらじゃ何ですから 」と、返礼品をお渡しする、まさに日本ならではの慣例と言えます。そして 通夜なら夕食時ということもあり「 通夜振る舞い 」。告別式後には 「 精進落とし 」として、どちらも故人を偲ぶ場として、また参列者の方々へ感謝の意を込めてふるまうお食事を指します。

参列者が 100名を超える葬儀が珍しくなかった時代には、当社の葬儀費用の請求金額よりも配膳料理店やギフト店(返礼品)の請求金額のほうが高額になるケースも多々ありました。
ただし、参列される方々の多くは通例として御香典を包んでくださりますので、実際には料理・返礼品費用の額面の全てが支出になると一概には断言できません。
コロナ禍より以前になりますが、ご依頼を受けた際に経済的な御事情からご家族のみでのお見送りを希望も、菩提寺様があり直葬形式ができず式場を借りて通夜・告別式を執りおこなう内容となるケースがありました。当社は参列者数や規模によって見積り金額を変える会社ではないので、ご家族のみ少人数であっても式場費用などを含めて施主様のご負担は変わりません。ご家族から話を伺ううちに故人様が直近まで少年野球や草野球チームの監督を務めていた旨、とても社交的で人づきあいが多かった旨などを知り、それならば最後のお別れに逢いたい方々も大勢おられるであろう点も考慮して、施主様から関係各位の皆様に大々的にご連絡をしていただきました。お打ち合わせの中で料理数は余らない程度にとどめ、返礼品は平均より若干は廉価ながらも見端の良い品を選んでいただきましたが・・・その結果、通夜時にはお寺様が退席された後もお焼香の行列が絶えないほどの参列者が弔問に訪れてくださり、料理・返礼品の費用はもちろんの事、当社の葬儀費用から斎場の式場費用、菩提寺へのお布施(謝礼)まで、その全額が御香典の範疇(はんちゅう)で賄えることができました。このようなケースは実際に幾度となくありました。
売上ノルマやギフト部門のあるような会社では「 なるべく高額な品を 」との勧め方をしてくる場合もありますが、元来の御香典の本旨からも過分なおもてなしや高額な返礼品の必要性は全くございません。私どもは施主様がお選びになった品を代行発注するのみの立場ですので、あくまで「 実費 」という表現しかできませんが、事前にお問い合わせくださった方々には上記を踏まえて「 料理や返礼品の費用は御香典の範疇でお考えいただきますので収支としてのプラスマイナスはゼロ 」もしくは「 参列者が多い場合には総費用の軽減に充てていただけます 」と説明しております。
なお近年では少人数、ご家族のみの葬儀が激増しておりますので、実際には返礼品のお仕度(ご用命)がないケースが多いのが現状です。 また料理に関しても、ご家族のみの場合ならお帰りの際に飲食店に寄って「 精進落とし 」を召し上がる、あるいは御自宅にお戻りになってから故人を偲んでゆっくりと召し上がるケースも珍しくありません。いらっしゃる方々の顔ぶれや地域性による慣例も含めて、決まり事はありませんので皆様それぞれのご判断で、選択肢は多岐にわたっております。

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