仏式葬儀に参列する

葬儀式場に向かう前に、日時と場所をよく確かめておきましょう。
また、迷った時のために式場の電話番号も控えておきます。遅くとも開式の10分前には葬儀式場に着くようにします。

服装は、喪服あるいは男性ならダークスーツ、女性なら色・デザインの地味なスーツかワンピースでも良いでしょう。
ただし、靴やバッグは黒のものを用い、またアクセサリーも真珠以外のものは身に付けません。数珠を忘れずに持参します。

お香典の表書きは、「御霊前」、「御香料」あるいは「御香典」とします。「御仏前」は忌明け後の法要の際に使われます。
持参する時は、袋のままではなく弔事用のふくさや小風呂敷などに包んで持参します。
金額は、故人との関係・弔問する人の社会的地位などによって異なります。

通夜

受付で香典を差し出し記帳した後、着席します。祭壇に向かって右側に喪主・遺族・近親者が座ります。
読経が始まり、順次焼香します。
通夜振る舞いに招かれた時は、弔問に対する遺族のお礼の気持ちですので、固辞せずに席に着くのが礼儀です。
しかし、あくまで宴席ではないのであまり長居をしないように配慮しましょう。

焼香
香の煙には人の体と心、霊前を清め供養するという意味があります。礼拝の後、3回香をつまみ焼香をしますが、宗派によっては回数にこだわらないこともあります。
焼香の順序は、一般に喪主・遺族(血縁の濃い順)・世話役・知人など、故人と関係の深い順に行います。

遺族に一礼し、
焼香台の手前まで進み
遺影に向かって一礼します。

1〜3回焼香します。

合掌して数歩下がり、
遺族に一礼し、
席に戻ります。


葬儀・告別式

受付で香典を差し出し記帳した後、着席します。祭壇に向かって右側に喪主・遺族・近親者が座ります。
通夜ですでに香典を供えている場合は、記帳だけ行います。読経が始まり、順次焼香します。
告別式が終わったら、最後までその場に残って出棺を見送るようにしましょう。
霊柩車が動き出したら、合掌して心から故人のご冥福をお祈りします。
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