湯灌の儀式
我が国では、古くからお亡くなりになられた方のお身体を家族が洗い清める「湯灌」という儀式がございます。湯灌の儀式は、故人の生前のけがれや苦しみを洗い清めると共に、生に対する煩悩を断ち、来世の高徳を、故人に最もゆかりの深い人達が願いながら執り行なう、極めて大切な精神性の高いしきたりです。
湯灌の儀式をとおして、死の重みと生命の大切さをかみしめ、故人とのお別れが一層思い出深い儀式となりますよう、誠心誠意お手伝いさせていただきます。
湯灌の儀式に際しご家族へのお願い
(ただし、お持たせできない物もございます。担当者にご相談ください。)
湯灌の儀式の進行
(儀式に際する時間は、約90分でございます。)
1. 専門係員による湯灌の儀式のための準備
2. ご家族による逆さ水、末期の水の儀式
3. 専門係員によるご洗体(この時お肌は見えません): シャンプー・ボディシャンプー・顔剃り・髭剃り・爪切りなど
4. ご清浄(この時お肌は見えません): 温水でお身体を洗い流し、くまなくお拭き上げします。
5. 身支度 : お化粧(自然体)を施し、身支度(旅装束)を整えていただきます。
6. ご納棺 : 専門係員の進行により、ご家族皆様の手により安置されます。
湯灌の準備
お体の処置
末期の水
お口に水を含ませます
ご洗髪
シャンプー・リンス
顔剃り・髭剃り・洗顔
ご洗体
シャンプー・ご清浄・お拭き上げ
身支度
整髪・薄化粧
ご納棺
ご家族の皆様によるご納棺
ご要望がございましたら、何なりと担当者にお申し付けください。
美しく清らかな故人の旅立ちを、ご家族の皆様と共に祈念しております。