年中無休・24時間受付対応
0898-22-1749湯灌の儀式には、亡くなられた方が来世に導かれるために現世の汚れを洗い浄めるという意味があります。また、赤ちゃんが生まれた時産湯につかる様に、新たに来世で生まれ変わって欲しいという願いが込められています。
日本人ほどお風呂を好む民族はないといわれています。肉体的・精神的な疲れを癒し、明日への活力を取り戻す生活習慣として永く愛されてきました。亡くなられた方にとっても、一生の仕事を終え来世へと旅立つ身支度として湯灌をしてあげたいものです。お別れ前のまごころこもった儀式は、何よりの供養となることでしょう。
1. 訪 問
移動専用車でお宅の玄関に到着します。儀式係 2〜 3名がお伺いします。
2. 準 備
清浄槽などを室内へ搬入。衣服を脱がせやすくするために硬直をときます。
3. 移 動
お肌を見せることなくバスタオルをかけたご遺体を清浄槽まで移動します。
4. 儀 式
セレモニースタッフによる儀式の口上。ご家族の方々と心をひとつにして厳粛なお清めの儀式が始まります。
5. お清め
ご家族の方々に交替で足元から胸元までお清めの水をかけていただきます。
6. 全身洗い
左足から右足へと逆さの作法に従って全身、シャワーを使用して洗い清めます。
7. 洗顔・洗髪・顔剃り
シャンプーを使って髪を洗い、顔剃りをすませ、やさしく顔をお拭きします。
8. 美容・着付
全身を洗い清めたご遺体を床に移し、白いお着物をお着せした後、髪をセットし、化粧をほどこします。
9. かたづけ・終了
つつがなく湯灌の儀式が終了します。湯灌に使用したお湯はすべて除菌処理し、専用車内の排水タンクに引き込みます。
※ 準備から終了まで1時間前後です。
湯灌の後、身内の方で旅支度(手甲・脚絆・足袋・わらじ・六文銭・頭陀袋・数珠)をしていただき、納棺は遺族・近親者が中心になり執り行い、係の者がお手伝いさせていただきます。棺の中に仏衣を着けたご遺体を寝かせ、お顔の周囲を整えます。故人が生前より愛用されていた品々を納め、最後にお身内の方々でふたをしめていただきます。(神道・キリスト教・他宗教にも対応いたします。)