弔辞の例文

会社の同僚への弔辞

謹んで○○○○さんのご霊前にお別れの言葉を捧げます。

この場でお別れのご挨拶を申し上げながら、もう○○さんと会社で二度とお会いする事ができないとは、まだ信じられない思いでいっぱいです。

毎朝、○○さんは誰にでも笑顔いっぱいで元気にご挨拶をしてらっしゃいました。○○さんのお陰で、職場全体がいつも明るい雰囲気に包まれていました。また、私が仕事で失敗して落ち込んでいる時も、○○さんはそっと励ましの声を掛けてくださり、その温かい心遣いのお陰で私もこれまで仕事を続ける事ができました。

こうして○○さんのことを考えると浮かんでくるのは、会社でのお元気なお姿ばかりです。先月、突然ご入院されたと伺った時には、本当に驚きました。それでも手術の後、面会させていただいた折には、顔色も良く順調に回復に向かわれていると信じておりました。○○さんの快気祝いをしようと職場の皆で相談していたところに、突然の悲しい知らせが入りました。

合併症が原因で急変とのこと、まことに残念でございます。ご家族の皆さまのお悲しみもさぞやとお察し申しあげ、胸の痛む思いがいたします。○○さんも愛するご家族を残されて天国へ旅立たざるをえなかった事、さぞ心残りであったことと思います。

○○さん、本当にお世話になりました。私たちは、○○さんの真剣に仕事に取り組まれる姿勢に励まされ、そして温かいお人柄に癒されました。職場の全員を代表し、心よりお礼を申し上げます。○○さん、どうか安らかにお眠りください。

商店主への弔辞

○○屋のご主人○○さんのご霊前に、謹んでお別れの言葉を述べさせていただきます。

○○さん、今でも○○屋の前を通ればいつものようにニコニコと笑顔で声を掛けてくださるような気がしてなりません。最近、お姿が見えないので心配しておりましたが、まさか病魔に倒れ入院されているとは全く知りませんでした。

○○さんは、若い頃から町内の祭りの世話役や消防団員としての活動など、地域のために一生懸命働いてこられました。困った事があった時も、○○さんはいつも陣頭に立ち、様々な状況に応じて的確な指示を出していらっしゃいました。若い人たちに役目を譲ってからは、地域のご意見番として人望厚く商店街のみんなから慕われていました。

永年家業を共に営んでこられた奥様の悲しみを思うと、胸に迫る思いがございます。およばずながら、○○商店街の商店主一同、できる限りお力になりたいと念じております。

○○さん、長い間のお仕事に世話役など大変お疲れ様でした。天国から私達を見守ってください。ありがとうございました。