危篤・臨終・死亡の連絡


危篤

家族・近親者または友人や知人など、最後のお別れに会わせたい人に連絡します。
キリスト教の場合は、本人に意識があるうちに神父や牧師をお呼びして、病者の塗油の秘跡(カトリック)や聖餐式(プロテスタント)を行います。
時間に余裕があれば、遺影に相応しい写真を探しておきます。
また、預貯金の口座名義人が死亡すると、その口座は閉鎖される恐れがあります。もしも葬儀費用などに現金が必要であれば、早めに出金しておきましょう。

遺言がある場合
危篤状態にありながら、意識があるうちに行う遺言を一般危急時遺言といいます。
(1)証人(相続と無関係の成人)として三人以上が必要です。
(2)そのうちの一人が遺言の内容を口述筆記し、遺言者と他の証人に読み聞かせます。
(3)証人全員が内容を確認した上で、署名押印をします。
(4)遺言書の作成日から20日以内に、関係者が家庭裁判所に届け出て確認をしてもらいます。

臨終

医師に死亡を確認してもらい、死亡診断書を書いてもらいます。病院以外の場所で死亡された場合は、検死が必要となります。
ご遺体を通夜の場所へ搬送するために葬儀社に連絡を取ります。
日頃お付き合いのある寺・神社・教会がある場合は、通夜・葬儀の日程などについて相談します。喪主・世話役代表を決め、葬儀の規模・日程・会場などの打ち合わせをします。

納棺まで
臨終が告げられたら、血縁の近い順に末期の水をとります。(カトリックでは行いません。)
遺体を清めるために湯灌・死化粧を施し、死装束を着せます。遺体を北枕に安置し、枕飾りを用意し、枕直しの儀を行います。
キリスト教の場合は、胸の上で手を組ませ、生前愛用していた十字架・ロザリオを持たせます。

死亡の連絡

家族・近親者(三親等くらいまで)または、友人や知人などに電話で連絡します。至急に来てもらいたい人以外には、通夜・葬儀の日程と会場が決定してから知らせます。
新聞に死亡広告を出す場合は、葬儀社に依頼すれば手配してくれます。
役所に死亡届を提出して、火葬許可書を交付してもらいます。この許可書がないと火葬ができません。
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